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人工の【クモの糸】

こんにちは。

クロブロのクロスです。

 

今回は化学のニュースですね。

 

ベンチャー発国家プロジェクトが製品化へ-世界初の人工クモ糸素材

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-05-10/O6JH5I6JIJUO01

 

クモの糸を作りだして、その糸を使って作った商品が、売り出されることになったそうです。クモの糸ジャケットです。

 

クモの糸は、クモからもらうのではなく、クモの遺伝子をもった微生物に作ってもらいます。

 

なので、クモにやさしいし、ほかのナイロンなどの化学素材と比べて、コストが全然かからず再利用もできるとのことなので、地球にもやさしいというわけです。

 

厳密には、その微生物からしてみれば迷惑きわまりないけどね。

 

クモの糸は、鉄よりも丈夫で、ほかの化学繊維よりも自由に伸びて、火にも強いので、実にすてきな新素材というわけです。

 

クモが生きのびるために長年かけて発達させてきた糸ですから、人間が何百年かで発明したようなしょぼい素材よりも、断然すぐれているのです。

 

生物の性質をまねて、人間の使うものに応用する研究分野を、バイオミメティクスと言います。

 

生き物がこの地球で最適化させてきた性質を、参考にさせてもらうということですね。

 

こちらを参考に。


http://matome.naver.jp/odai/2140187687652325801

 

蚊の針の性質が、注射針に応用されたり、フグの丸いがしかし抵抗のない体型が、車の形に応用されたりします。

 

性質が最適化されれば、エネルギー効率があがります。クモの糸ジャケットも、壊れにくいしリサイクルができるので、地球の持続可能性とやらにも貢献するわけです。バイオミメティクスには今後も期待ですね。 

 

 

 

ご覧くださり、ありがとうございました。

なにか知っていることがあれば、コメントでご教示ください。

 

 

クロス